『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』を読みました


母と娘の「しんどい関係」を見直す本』を読みました。



親子関係は大事ですね。
無意識に身につけてしまったものなので、問題があることに自分で気づきにくいのが怖いところ。



一見、仕事や友人の悩みと自分の親子関係とに、関係があるなどとは思えないと思うかもしれません。

けれども実は、自分が育ってきた家庭環境で〝習得したもの〟が、よくも悪くも、人間関係に大きな影響を及ぼしているのです。


しかも、本人が抱える困難が大きければ大きいほど、もとをたどっていけば家庭環境や親子関係に行き着きます。

長年かけて、親と子どもが共同で、知らないうちに人間関係の苦しみを育てているのです。


親も子どもも、傷ついてきた自分の過去を癒せずに苦しんでいます。

その傷を抱えたまま、知らないうちにお互いのエネルギーを奪い合っています。


 

私たちが自分の人生を振り返ったとき、家庭で体験したこと、とりわけ「つらかった」「寂しかった」「怖かった」など、〝感情レベル〟で実感したことは、心に強く印象づけられ、後の自分の言動に大きな影響を与える──。

一般家庭での出来事は、トラウマとして残ってしまうような深い痛手を負うよりは、日々の〝小さなこと〟の積み重ねです。

そんな小さな出来事の積み重ねが、自分の人生の言動パターンを決定づけ、人生の脚本の土台をつくっていくことになるのです。

自分の家庭や親子関係が、自分の生き方や考え方、物事に対する対処の仕方に影響を及ぼしている。

そしてその結果、家族以外の人間関係に問題が起こってしまう。それらはすべて、家庭で身についてしまった偏った常識に起因している。


まさにインナーチャイルドです。

自分では無意識に身につけたパターンなので、意識化しにくいまま、大人になっていろいろ問題を引き起こすのが、厄介なところです。


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親に何を否定されたと具体的には思い出せないけど、なんか、何をしても何を言っても親に否定されたと感じる。
その裏にはこんな日常的な会話が関係しているかもしれないんですって。


母娘の会話に潜む「支配」  お笑いのネタ話のようですが、こんな会話があります。

母親が、 「まったく! 角のお総菜屋さん、値上げしたんだよ! 困るねえ」  と娘にぼやきました。

「へえ、じゃあ、また食費がかさむね。ほんと困るわね」
「でも、お店だって大変なんだよ。値上げしなくちゃ、やっていけないんだろ」
「えっ? じゃあ、仕方がないんじゃないの」
「なに言ってるんだい。高くなったら、買えなくなるじゃないか!」
「……じゃあ、買わなきゃ、いいじゃない!」
「買えなきゃ、どうすんのよ。料理が大変じゃないの!」
「私に言われても、どうしようもないよ!」
「なに無責任なこと言ってるんだい。誰のために料理してると思ってるのよ!」

ああ言えば、こう言う……。
一見、卓球の球を競技者が激しく打ち返すような速攻戦に、小気味よささえ覚えるかもしれません。



際限なく繰り返される「否定」

母親は娘の話を「耳と心でちゃんと聞く」ということもなく、条件反射的に反応して相手の言葉を「くつがえす」というくせがついているのです。

またそれがあまりに日常的なやりとりのため、もしかしたら本人たちは、自分が「否定的な感情になっている」ということにすら気づいていないかもしれません。

自分の感情に鈍感になってしまえば、打たれ強くなる代わりに、自分が、どういうときに傷ついたのかがわからなくなってしまいます。

でも、顕在意識では「傷ついていない」ように感じたとしても、
それは顕在意識の感じ方が鈍感になっているだけで、〝無意識の自分〟はしっかりと傷ついていて、それを知っています。


このことが、非常に重要なのです。


前出の「親娘の会話」の例は、お互いに「ああ言えば、こう言う」の会話になってしまっています。

相手の言うことに「耳と心を傾けて聞こう」としないので、こうやって、お互いに傷つけ合ってしまうのです。

にもかかわらず、この親娘は、自分たちが「傷つけ合っている」ということに気づきません。



こんな「傷つけ合う会話」をやめるには、どちらかが先に、相手を認める気持ちを持って、心を込めて「そうだね」あるいは「そうなんだね」と答えてみる。

このひと言だけでも、自分たちの関係を変えるきっかけをつくることができるでしょう。


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こんなふうに、事例を挙げて、親子の会話がたくさんでてくるのですが、、あるあるーと思えるものばかり。

日常のコニュニケーションの癖の積み重ねで、こんなにも傷つけ合う関係を作り上げていってしまうのか。

というのがよくわかります。

 

しかし、自分の親のコミュニケーションを、無意識に自分も取り入れてしまっているということは、

自分もよっぽど気をつけないと、傷つけ合うコミュニケーションをしてしまうということなので、

気をつけようと思いました。

 

 

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